今回の秋夕(チュソク)連休、宅配労働者が休む 2021年9月6日 韓国の労災・安全衛生

国土交通部は秋夕(チュソク)の期間、宅配労働者の過労を防止するために6日から来月2日まで4週間の特別管理期間を運営すると明らかにした。

追加人材1万人がこの期間、現場に投入される。宅配の労・使・政による社会的合意によって、宅配事業者が今月から投入するとした3000人ほどの分類専門担当要員に加えて、ハーフ・ターミナル補助要員、1770人、サブ・ターミナル上・下車要員、853人、宅配運転手、1346人など、臨時の人材7000人を追加で投入する。

秋夕連休の間の宅配労働者の休む権利も保障する。主な宅配事業者が秋夕連休の三日前から物品の集貨を制限することにし、多くの宅配労働者が18日から22日までの5日間を休めるようになった。過労による病気を防ぐための健康管理措置も行なう。代理店別に健康管理者を指定し、業務開始前後の宅配労働者の健康状態を確認する。異常が見られれば直ちに業務から排除し、休息を取れるようにした。

また、物量の急増によって配送が遅れても、宅配労働者に責任を問わないことにした。政府は宅配の物量を分散するために、名節法事用品の注文が多い官公庁には事前の注文を督励し、SNSを利用した対国民キャンペーンも進めている。

この期間に『宅配労働者過労死対策社会的合意機構』の最終合意が労働現場でキチンと履行されているのかも点検する。6月22日に宅配物量の急増による宅配労働者の高強度・長時間労働の問題を解決するための社会的合意が妥結した。これに伴い、CJ大韓通運・韓進・ロッテグローバルロジス・ローゼの4社は、今月から分類要員を追加で投入し、今年中に分類作業の改善手続きを完了することにした。

2021年9月6日 毎日労働ニュース シン・フン記者

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