粉塵に真っ黒になった現代自動車の非正規職「現実はまだ1970年」 2020年11月12日 韓国の労災・安全衛生
民主労総が全泰壱烈士50周年を一日前にした12日に「現実はまだ1970年」として、一枚の写真を公開した。
この写真には作業場の粉塵のために顔が真っ黒に変わった現代自動車・全州工場の構内下請け業者の労働者の姿が写っている。この労働者は全州工場の集塵機(奮進を吸入する装置)の中に入って、粉塵を手やシャベルで片付ける仕事を請け負っている。
使用者のマスターシステムは、最近性能が良いマスクでなく、単価の廉いマスクを労働者に支給している。シン・スンフン現代車全州非正規職支会長は「性能が良いマスクでも、単価の廉いマスクでも、粉塵自体は完全に統制できない。だが相対的に良いマスクを支給せよとマスターシステムに要求している」と話した。下請け会社の労働者40人は9日から、ちゃんとしたマスクの支給、特殊健康検診の実施、作業環境・処遇改善などを要求して、ストライキを行っている。
民主労総は「マスターシステムは1人当りの請負金額560万ウォンから、200万ウォンを支給して、残りの金額を利益としている。」「社内の常駐業者なのに、マスターシステムの労働者は通勤バスも利用できず、出入証も発給されず、出勤のために長時間列を作って保安係の検索を受け、訪問症を受け取ってから現場に入る」と話した。
続けて「10月30日に文在寅大統領は蔚山の現代車を訪問し、チョン・ウィソン会長と会って現場を巡回し、現代車は労使協力と未来ビジョンで1等企業」と褒め称えた。労使協力と未来ビジョン1等企業の現代車の中で展がるこの現実を見て、何というか知りたい」と付け加えた。
現代車の関係者は「マスターシステムが一時的に、今までの3Mのような安全基準KSC 1等級でない防塵マスクを提供したが、10日から再び3Mマスクを提供していると聞いている」とし、全州工場で働く外注業者の勤労者たちは、一律に会社に規定によって訪問症を利用して出入りし、通勤バスを利用できないことになっている」と話した。
2020年11月12日 京鄕新聞 キム・ジファン記者
http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=202011121746001&code=940702