雇用労働部委託報告書「深夜配送宅配運転手、睡眠中に血圧に異常・・・過労の危険累積」/韓国の労災・安全衛生2025年12月29日

雇用労働部の委託で進められている研究で、深夜配送だけでなく昼間配送を含む宅配労働全般の過労の危険が確認された。研究陣は睡眠中の血圧異常などの健康指標を根拠に、特定の配送形態ではなく、宅配労働全体に対する労働時間規制が必要だという意見を出した。
29日、国会で行われた宅配の社会的対話機構の第五次会議では、カトリック大のキム・ヒョンニョル職業環境医学科教授のチームが、雇用労働部の委託で行っている『宅配労働者夜間労働の健康危険性研究』の中間報告書が公開された。研究陣は、深夜配送宅配運転手4人の血圧データ(三日分)を測定したが、この内、半分の2人の睡眠中の血圧下降幅は正常基準である10%以上に達しなかった。睡眠中の血圧下降率が5%前後に止まったり、睡眠中の血圧がむしろ上昇した事例もあった。これは心筋梗塞と脳卒中のリスクの増加に直結する指標と評価される。
宅配運転手たちの過度な労働時間も問題として指摘された。深夜配送の最大許容労働時間は平均5.8時間だが、実際の労働時間は8.7時間で、1.5倍を越えた。昼間配送もやはり最大許容労働時間6.2時間に比べて実際の労働時間が12.1時間で2倍の水準だった。
実際の労働時間を最大許容労働時間で割った『身体負荷指数』は深夜配送1.51、昼間配送2.04と集計された。既存の研究では、この指数が1.5を超える場合、脳心血管疾患のリスクが大幅に増加すると知られている。韓国の配送環境は、労働者の身体限界値を超えているわけだ。研究陣は「夜間配送だけでなく、昼間配送もやはり過労の危険が構造的に累積されている」と指摘した。
研究陣は、このような健康リスクを減らすために、労働時間の規制強化が必要だと提案した。一日平均の労働時間は8時間を越えないようにし、昼・夜間を含む週当りの労働時間は40~46時間以内に制限しなければならないということだ。特に、夜間労働は一ヶ月に12回を越えないようにし、連続夜間労働は最大4日以内に制限することを勧告した。10月の宅配労組の自主アンケート調査によれば、現在、クパン宅配運転手の労働時間は一日平均11.1時間、週6日基準で66.6時間に達する。
合わせて研究陣は、労働時間の規制だけでは限界があるとし、配送の締め切りを『予想配送時間』基準に切り替え、これを遵守できるレベルに物量自体を制限しなければならないという意見を出した。現在、宅配運転手が行う小分類作業と、フレッシュバック回収・洗浄過程を改善すれば、最大許容労働時間も増えると考えた。分類作業を物流センター段階で完了し、フレッシュバック回収も配送連結世帯に限定して、別途の世帯訪問をなくすべきだと提案した。
国会・宅配社会的対話機構は、中間報告の結果を土台に、今後、深夜配送規制の方向に関する議論を続ける計画だ。
2025年12月29日 京郷新聞 キム・ナムヒ記者


