高毒性化学物質取扱事業場に集中監督 2023年07月12日 韓国の労災・安全衛生
雇用労働部が職業性癌を誘発する養殖場の駆虫剤、工業用塗料など、高毒性化学物質を取り扱う事業場への集中監督を実施する。2022年10月、ホルムアミドなど生殖毒性物質8種を管理対象有害物質に追加指定した措置の後続点検の性格だ。
労働部は「8月31日までに、企業が危険性評価によって、自ら有害・危険要因を見付けて改善できるように自主点検期間を付与し、9月から11月末まで、養殖場、塗装工程を保有する事業場、生殖毒性物質などを中心に、高毒性化学物質取扱事業場を抜き打ち監督する予定」と明らかにした。
養殖場の場合、作業環境の管理監督も並行する。5月に養殖場で、ホルムアルデヒドが含まれた水産用駆虫剤を扱った移住労働者に対して、白血病の労災が認められ、養殖場の作業環境管理が不十分であることが明らかになったためだ。
労働部は有害物質取扱事業場の予防力量の強化も支援する。安全保健公団を通じて、産業安全保健法上の許可対象と管理対象である有害物質、粉塵などを取り扱う事業場に、局所排気装置を設置・改善する場合、最大5千万ウォン(所要費用の70%以内)を支援する。
2023年7月12日 毎日労働ニュース イム・セウン記者
http://www.labortoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=216145