産災事故死亡、前年対比116人減って、統計作成以来最大の減少2020年1月3日
雇用労働部によれば、昨年、産業災害で亡くなった労働者は855人だ。2018年の971人から116人(11.9%)減少した。減少人員と減少率のいずれも、統計を取り始めた1999年以後で最も大幅に減った。100人以上減少したのも今回が初めてだ。産業災害事故の死亡者を100人減らすという労働部の目標を達成した。
産業災害死亡事故の算定基準が変わった点を勘案すれば、減少幅が一層目立つ。政府は2018年7月から、施工額2千万ウォン未満の建設工事と常時勤労者1人未満の事業場にまで産業災害保険を適用した。産業災害の補償範囲が広くなれば、死亡者数が増える可能性が高い。それでも死亡者が減ったという事実に労働部は注目している。
労働部は安全保健公団と一緒に、昨年の7月16日から10月31日まで「事故死亡減少100日緊急対策」を施行した効果と見ている。公団と労働部は建設現場での墜落事故の予防に重点を置いて、予防活動を展開した。二人一組の点検班200班を構成して、中小規模の事業場を中心に抜き打ち点検を行った。違法事項を摘発して是正命令を出した。是正命令に応じなかったり、決まった是正期間内に改善しなかった事業場は、不良事業場に分類した。労働部は不良事業場に対しては直ちに勤労監督を行った。100日間で3万1691ヶ所を点検した結果、不良事業場861ヶ所に勤労監督を実施した。
2020年1月3日 毎日労働ニュース キム・ハクテ記者