今年「最悪の殺人企業」にポスコ建設2019年4月24日

キャンペーン団は24日、ポスコセンターの前で記者会見を行い、「ポスコ建設は昨年に産災死亡が最も多く発生し、亡くなったのは全部下請け労働者であった」として、会社を今年最悪の殺人企業に選定したと明らかにした。ポスコ建設の次は、セール電子(下請け労働者4人など9人)、ポスコ(下請け労働者5人)、大林産業(下請け労働者4人など5人)、韓火(5人)等で死亡した労働者が多かった。「最悪の殺人企業」は、1年間に産災死亡が最も多く発生した企業に、民主労総と労働健康連帯、毎日労働ニュースが参加するキャンペーン団が、雇用労働部が発表する重大災害発生報告資料を整理して、2006年から選定してきた。
ポスコ建設では、昨年3月2日に釜山の海雲台エルシティー新築工事現場で、建築資材が落ちて下請け労働者4人が亡くなり、仁川の松島国際都市新築工事現場、忠南の瑞山化学団地増設工事の現場、釜山のトンネル工事現場などでも死亡事故が相次いだ。2015~2017年にも13人が亡くなっている。
また韓国西部発電と保健福祉部を特別賞に選定した。韓国西部発電は昨年末、泰安火力発電所でキム・ヨンギュンさんが亡くなり、その以前も8年間で11人の労働者が亡くなっている。また、保健福祉部には、看護師・医師など、病院労働者の続いた過労死、過労自殺、職場いじめによる自殺などが「病院事業場の構造的な問題、人員問題」なのに、これを正しく解決できない責任を問うとした。

2019年4月24日 ハンギョレ新聞 チョ・ヘジョン記者