高圧電流に触る電気工の白血病に二度目の労災認定 2019年3月18日

高圧電流に触れて白血病に罹った電気員労働者に、産業災害が認められた。昨年の2月に続いて今回が二度目。
光州勤労者健康センターによれば、勤労福祉公団ソウル業務上疾病判定委員会は、2004年4月に白血病の診断受けたイム・某さん(62)の疾患が業務と相当因果関係があると判断した。イムさんは韓国電力の協力業者所属で、光州・全南地域で30年間、配電設備の保守業務を行った。電流が流れる電線(活線)を絶縁手袋だけを使用して作業した。
イムさんの産災認定には昨年の電気員労働者白血病産災事件が影響を及ぼしたと見られる。昨年2月、ソウル疾病判定委は2015年5月に白血病で亡くなったチャン・某さん(死亡当時54才)の疾病が業務上災害に該当すると判定した。電磁波が電気員労働者の白血病に影響を与えるという国内で初めての決定だった。
光州勤労者センターによれば、現在、公団の疾病判定委は、2016年6月末に電気員労働者18人が出した産災補償申請を審査している。脳腫瘍(2人)、鼻腔がん(1人)、甲状腺がん(3人)、大腸がん(1人)、食道がん(1人)、脳梗塞(2人)、脳出血(1人)、膝の炎症(1人)、胸椎骨折(1人)で、いずれも活線作業をして電磁波にばく露して発病したと主張した。

2019年3月18日 毎日労働ニュース チェ・ナヨン記者