韓国産業安全保健公団理事長にアン・ジョンジュ氏 2022年01月09日 韓国の労災・安全衛生
韓国産業安全保健公団の第15代理事長に韓国社会政策研究院のアン・ジョンジュ社会安全疎通センター長(65)が公募によって任命された。
アン理事長は記者出身で、ハンギョレに在職していた1988年、韓国社会の「職業病」問題の象徴でもある源進レーヨン惨事と石綿関連の職業性癌の実態を初めて報道した。04年にソウル大で産業保健学の博士号を取得し、04年に国民健康保険公団の理事などを歴任、その後、全国アスベスト環境連合会会長、緑の健康連帯共同代表など、市民社会団体でも活動した。文在寅政府になってからは、大統領直属の政策企画委員会の持続可能分科委員長、社会的惨事特別調査委員会の委員として活動した。
公団は「豊かな安全保健の経験と専門性を基に、産業現場の安全保健の水準を高め、労働者の生命を保護する適任者として評価される」とした。
アン理事長は、「労災犠牲者の苦しみを常に心に刻み、直接現場で走り回りながら疎通する。」「墜落など、在来型の労災事故の削減はもちろん、プラットホーム労働者など、産業現場の環境変化による新しい労災の危険にも積極的に対処する」と抱負を述べた。10日に就任するアン理事長の任期は3年で、2025年1月9日まで。
2022年1月9日 ハンギョレ新聞 パク・テウ記者