民主労総「労災死亡が連日続く・・7月3日に1万人労働者大会」 2021年6月8日 韓国の労災・安全衛生

民主労総は8日に記者会見を行い、7月3日に全国労働者大会を開催すると明らかにした。/民衆の声

民主労総は8日、「7・3全国労働者大会闘争宣言」の記者会見を行い、連日のように続く産災死亡事故を防ぐための根本対策作りと、最低賃金の大幅の引き上げなどを要求して、7月3日にソウルで大規模労働者大会を開催すると明らかにした。

ヤン・ギョンス委員長は「重大災害を防ごうという社会的な要求があるのに、政府はそれに相応しい対策を出せず、文在寅大統領が『危機が不平等を加速化させるという公式を破る』と言って1年が過ぎたが、労働者は不平等・両極化に追い遣られている。(職場で)命を失う労働者、雇用を失う労働者、権利保障のために街頭に出なければならない労働者が余りにも多い」とし、7月3日に労働者大会を行う理由を説明した。

ヤン委員長は「この1年間、民主労総は政府の防疫指針に協力するために努力した」し、「7・3全国労働者大会でも防疫指針を遵守する」と強調した。一方で、現在の集会デモに対する政府の指針は行き過ぎだとし、「集会デモの自由を妨害する今の政府の防疫指針は受け容れ難い」とした。更に「十分な距離を置くこと、発熱チェックなどの予防措置を十分にする」として、「これ以上殺すなという切迫した要求に、大統領と政府が受け容れるという回答をするべきだ」と主張した。

7月3日の全国労働者大会では、△重大災害根本対策作りのための労政交渉、△非正規職撤廃と非正規職差別解消、△災難時はすべての解雇の禁止、△所帯の生計の責任を負えるような最低賃金の引き上げ、△国際基準に符合する労働基本権保障ための労働法改正、などを要求する計画だ。

この日の記者会見文で、民主労総は4月22日の平澤港でのイ・ソノ産災死亡事故以後、、6月4日までに51人の重大災害による死亡者が発生したとし、「大統領が葬儀室を訪ねて再発防止を約束して何日間か過ぎたが、一日も絶えることなく労働者の死が続いている」と批判した。

民主労総は「7月3日の全国労働者大会を通じて、労働者の切迫した境遇と心情を告発して吐き出す」とし、「1万人以上が集まり、堂々と叫んで闘う」と宣言した。同時に「公演も、スポーツ観覧も、食堂の人数も緩和して日常を回復しているのに、労働者の声を含めた政治的な意見の陳述だけに厳格な定規を突きつけず、労働者の声がストレートに政府と国民に伝えられるように、大会の成功と安全保障のために、執れる措置を執れ」と要求した。

公共輸送労組のヒョン・ジョンヒ委員長は「毎日のように聞こえてくる産災死亡の知らせに、ニュースを聴くのが恐い」として、約束を守れない文在寅政府の責任は重いと話した。更に、6月18日の安全運賃制の拡大を要求する公共輸送労組貨物連帯本部の警告ストライキと、6月30日の公共輸送労組の共同行動に続き、7月3日に全国労働者大会と11月ゼネストに参加すると話した。

2021年6月8日 民衆の声 イ・スンフン記者

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