千里の道を歩いた、新型コロナ死亡のチョン・ユヨプ君の父親、公共病院さえあれば・・ 2021年3月18日 韓国の労災・安全衛生

コロナ19の拡散当時、医療空白で亡くなったチョン・ユヨプ君の父親のチョン・ソンジェさんが18日、大統領府の噴水台広場で行われた「故チョン・ユヨプ学生死亡1年追悼記者会見」を終えた後、献花をして息子の遺影に触っている。/キム・チョルス記者

昨年3月、大邱・慶北でのコロナ19流行当時、医療体系の空白状況で亡くなったチョン・ユヨプ(当時17才)君の父親が、1ヶ月近く歩いて18日に大統領府の前に到着し、医療の空白問題を解決することを要求した。

チョンさんは息子の死の1周忌を迎えたこの日、『チョン・ユヨプ死亡対策委員会』、参与連帯などと一緒に記者会見を行い、「公共病院があったとすれば、ユヨプはあんなにも冷酷に拒絶されなかったはずだが、慶山には公共病院がない」と話した。

チョンさんは「1年前のユヨプが私たちに見せた状況は、心の中のトラウマとして残った。しかし、ユヨプの口惜しい出来事を胸に刻んで嘆いても事件は解決されない。」「現行医療システムによって発生する痛みなどを見て、我が国の医療体系はさらに改善されるべきだと考えた」と、徒歩行進をした背景を説明した。

チョンさんは、「ユヨプがなぜこんな過程を経たのかを考えてみた。これは社会全体が立ち上がって対応すべき社会的な事案だと結論付けた。」「国民の健康と幸福は国が責任を負うべきなのに、これについての収益率を論じていること自体、心が痛かった」と話した。

更に「息子がキチンとした治療も受けられないまま犠牲になった原因を明らかにして、再発防止のために、医療の空白問題の解決と公共病院の拡充に、政府が取り組むべきだ」と話した。

チョン・ユヨプ死亡対策委員会のクォン・ヨングク弁護士は、「コロナ防疫で遮られた医療空白で、若くて健康だった学生が命を失った。」「病院は『家に帰ってじっとしていなさい』と言った。世越号惨事の時もじっとしていろと言ったあの命令のように、私たちの社会は急病患者を放置した」と指摘した。

保健医療団体連合のチョン・ジンハン政策局長は、「この1年の医療空白で、第二・第三のチョン・ユヨプが生まれたが、状況は改善されていない。」「政府は千里の道を歩いたチョン・ユヨプ君の父親の、公共医療拡大の要求に応えなければならない」と話した。

対策委によれば、この日の記者会見に先立ち、対策委は大統領府に故チョン・ユヨプ君の事態対策作りの議論・面談を要請したが、大統領府は面談を拒否した。

チョン君は昨年3月、40度を越える高熱で選別診療所がある慶山中央病院を訪れたが、コロナ19が疑われるという理由で治療を拒否された。結局、症状が深刻化し、直ぐに救急車の代わりに父親の車で嶺南大病院に入院したが、18日に急性肺炎で亡くなった。14回実施したコロナ19の検査結果は陰性だった。

これによって父親のチョンさんは、息子の死亡の真相究明と再発防止を促すために、先月22日から、息子が治療を拒否された慶山中央病院の前から徒歩行進を始めた。この日大統領府の前で徒歩行進を終えたチョンさんは、直膓癌3期の闘病中であることが分かった。

18日、大統領府の噴水台広場で行われた「故チョン・ユヨプ学生死亡1年追悼記者会見」を終えた後、コロナ19の拡散当時に医療空白で亡くなった故チョン・ユヨプ君の父親のチョン・ソンジェさんが嗚咽している。/キム・チョルス記者

2021年3月18日 民衆の声 キム・ペッキョム記者

https://www.vop.co.kr/A00001556671.html