コロナの影響?・・・・昨年、公務上疾病による死亡が急増 2021年2月19日 韓国の労災・安全衛生

昨年、公務上の疾病で亡くなった公務員と公務職労働者が、1年前より70%以上増加したことが分かった。コロナ19の拡散事態が一部影響を及ぼしたと推定される。

18日、「基本所得党」のヨン・ヘイン議員室が人事革新処から受け取った公務上災害現況を見ると、昨年の公務上被災者が2019年の6298人から6492人に、3.1%増加した。

公務上災害のうちでも、疾病による災害者が大きく増加した。569人と、前年(231人)より2.5倍に増えた。このうち死亡者は48人で、1年前(28人)より71.4%増えた。

疾病の類型は、具体的には脳血管、心血管、筋骨格系、眼・耳鼻咽喉、悪性腫瘍、その他に分かれる。特にその他に分類された被災者は5倍(64人→312人)、死亡者は4倍(9人→35人)も増えた。その他にはコロナ19を含む感染性疾患と、精神科・心臓・消化器・肝臓疾患などが含まれる。人事処の関係者は、「コロナ19が公務上疾病の増加に相当部分影響を及ぼしたと見られるが、『その他』の項目を細かく整理しなくては正確な理由は分からない」が、「まもなく把握できるだろう」と話した。昨年、筋骨格系疾患も1年前(3人)に比べて40人と、13倍も増加した。

公務上災害は、現在、国の承認統計の『産業災害現況』に含まれない。事故と疾病の類型区分も勤労福祉公団が把握する産災統計と比べて細分化されていない。ヨン・ヘイン議員は「災害予防のスタートは、明らかでなかったり隠蔽された事故を可視化すること」として、「公務員・漁船員などの災害も全体産災統計に統合して管理すべきだ」と話した。

2021年2月19日 京郷新聞 チョン・テヨン記者

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