「マスクを破って煙草の煙を吹きかけ」苦しむカジノ労働者 2020年11月13日 韓国の労災・安全衛生

資料写真/イメージトゥデイ

「お客にマスクの着用をお願いすると『お前が何でマスクをしろと言うのか』と言いました。同時に、マスクをして、口の所を破って、煙草を吸って、破った隙間から私に煙草の煙を吹きかけました。我慢できずに上司を呼んだところ、顧客に謝って、私を叱責する状況が続きました。」

済州のカジノで働く労働者が、悪口と暴言、セクハラといった顧客のパワハラに苦しめられていると、苦痛を訴えた。

共に民主党のヤンイ・ウォンヨン議員と済州観光サービス労組は12日、国会の疎通館で記者会見を行い、このような実態を告発した。

労組は先月27日から31日までの5日間、職員139人を対象にアンケート調査を実施した結果を発表した。回答者の87.8%が「顧客に接する過程で心の傷を受ける」と答え、48.9%が『8回以上』パワハラに遭ったと答えた。回答者の95.7%が悪口・侮辱・卑下などの暴言を経験し、54.7%はセクハラを経験したと言った。発表した顧客のパワハラの事例として「顧客の4人が胸を触るまねをした。」「銃殺するぞという話を聞いたし、飲み物をかける振りをした」と言う労働者の証言もあった。

パワハラは頻繁に行われたが、その被害は個人が我慢しなければならなかった。回答者の97.8%が「問題が起きた時、職場内で適切な措置がされない」と答えた。パワハラが発生した時の会社の措置は「顧客と分けさせずに、その場で業務を継続」するという回答が64.7%で最も多かった。パワハラにあった被害労働者に「上司が顧客に謝れと言った」というケースも回答者の32.4%だった。

感情労働者を保護するために産業安全保健法が改正されて2年が過ぎたが、現場では法律が正しく適用されていないという指摘が提起された。産業安全保健法は2018年4月に改正され、26条の2(顧客の暴言などによる健康障害予防措置)が新設された。事業主が顧客との応対業務に従事する労働者に、精神的なストレスなど、健康障害などの被害が生じないように、対策を準備しなければならないという趣旨だ。

労組は「カジノの事業主が国内法を無視し、改善の要求を無視した結果、違法と不法の血なまぐさい場所になった」とし、「現行法によって労働者の健康権と感情労働者保護権、労働関係法令の遵守を強く要求する」と話した。

2020年11月13日 毎日労働ニュース オ・コウン記者

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