宅配労働者がまた死亡 今月だけで3人、今年に入って10度目 2020年10月18日 韓国の労災・安全衛生

韓進宅配・ソウル東大門支社に勤務したKさん(36)が8日に残したカカオトーク・メッセージ/全国宅配連帯労働組合提供

宅配労働者がまた命を失った。宅配労働者が死亡したのは今年だけで10度目だ。今月だけで3人が亡くなった。

18日、宅配連帯労組によれば、韓進宅配のソウル東大門支社に勤務したKさん(36)が、12日に亡くなっているのが発見された。

労組によれば、死亡当日出勤しないKさんの家に同僚が訪ねて行って、死亡していることを知ることになった。

労組は、Kさんの死亡原因は過労だと主張する。労組はKさんのカカオトークの対話内容を確認した結果、『420個の配送物を載せて出た』『仕事が終われば明け方5時』『昨日も明け方2時まで仕事をした』という趣旨のメッセージを確認したと明らかにした。

労組の関係者は「韓進宅配で、(一日に) 420個の配送物を配送したというのは、CJ大韓通運に直せば800個以上を配送したということだ。韓進宅配所属の技師は配送を担当する区域の範囲が(CJに比べて)広いので、物品一つ一つを配送するのに時間が長くかかる」ので「100%過労死」だと話した。

Kさんは今年死亡した9人目の宅配運転手だ。8日にはソウル江北区で配送業務を行ったCJ大韓通運の宅配労働者キム・ウォンジョンさん(48)が亡くなった。12日にはクパンの漆谷物流センターで宅配包装支援業務などを担当した20代の青年が亡くなっているのが発見された。

http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=202010181333001&code=940702

2020年10月18日 京鄕新聞 チョ・ムンヒ記者