仁川空港の警備員「X線読影マニュアルが守られていない」/韓国の労災・安全衛生2026年08月31日

仁川国際空港の保安検索の労働者が、人手不足のために航空機の手荷物や預託手荷物のX線画像判読のマニュアルを守ることが難かしいとして、改善を求めた。
保安検索統合労組は28日に記者会見を行い、国土交通部、ソウル地方航空庁、仁川国際空港公社に対し、X線の判読時間の運用実態の点検と改善策作りを要求した。
労組はX線の連続判読時間の制限規定を守ることができないと訴えた。国家航空保安計画と仁川空港保安検索課業実施手順書によれば、携帯品のX線検索装置の判読業務を行う保安検索員は、30分を超えて、連続して判読業務を行ってはならない。判読業務を終えた後、40分間は別の業務を行い、再び判読業務に投入することが規定されている。預託手荷物検索機器の読み取り業務にも、同様の目的の連続読み取り時間制限が適用される。疑わしい物品を自動検知する機能を追加した一部の装置は、最大45分まで判読業務ができるが、一部に限られるという説明だ。
しかし、現場の状況は異なる。人手不足のため、30分を超えて映像判読を行うことが多く、その際に、実際の勤務者ではない別の勤務者の名前を記入することもある。労組は「人員が十分に確保されていない状況で検索機数を増やしたため、マニュアル上の判読時間基準を、常時かつ随時に超えて運用した。」「この過程で検索要員の業務負担が増え、X線判読者の交代や職務ローテーション、休憩、検索手続きが正常に維持できなくなった」と主張した。労組は「単純に検索要員を増やすよう求めているのではなく、国民の安全に直結する航空保安基準が現場できちんと守られているかを、国家が直接確認すべきだ」とした。危険物質の搬入の有無を検査することに限界があるという意味だ。
保安検索統合労組の委員長は「乗客が集中するときに、検査場を追加で運用するのは当然だが、最大判読時間の基準を遵守し、各検査機に必要な人員を優先的に確保することが先決だ」とし、「検査台の数を増やすために規定を守れなければ、国民の安全に直結する保安検査の品質とレベルの低下が確実になる」と批判した。更に「事故の発生後に責任を追及するのではなく、現場で指摘された危険信号を事前に点検し、是正するべきだ」と付け加えた。
2026年8月31日 毎日労働ニュース イ・ジェ記者
https://www.labortoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=236498


