地球を救おうとして、危険の中で疲れ果てて/韓国の労災・安全衛生2026年07月29日

先月28日、京畿道のあるリサイクル選別所で職員たちが選別作業を行っている。  チョン・ジユン上級記者

先月28日に訪れた京畿道のあるリサイクル廃棄物選別所。ベルトコンベヤーの上に、ハエがたかる廃棄物の山が押し寄せてきた。選別員たちは、休むことなくリサイクル可能な物を選び出し、床に設置された選別投入口に投げ入れた。作業を始めて40分で、選別場の空気が蒸し暑く、息苦しくなった。エアコンを最大にしても、選別員たちの首筋には大筋の汗が浮かんでいた。

選別員たちの手を経てリサイクルされるゴミは、ここでだけ一日平均13t、選別率は50%に達する。選別場は、気候危機の緩和を目的とした資源循環と、温室効果ガス削減の中核施設である。実際、ここにいる労働者たちは気候危機によって厳しくなった猛暑に、無防備で曝されている。

選別場は構造上、屋外と変わらない。1階の屋外搬入口から2階の選別場へ通じる床の投入口を通って、外部の熱気がそのまま上がってくる。悪臭や粉塵を排出するためにドアを開けておく上、鉄板の床まで機械の熱て釜のように熱くなるため、エアコンや扇風機は余り効果がない。

この現場を担っているのは中年の女性たちだ。選別員15人のうち、14人が50・60代の女性(移住労働者2人を含む)である。全国的にも状況は似ている。「女性環境連帯」の2024年の調査によると、公共資源回収センターの選別員のうち、女性は94.8%で、平均年齢は55.2歳だった。ほとんどがキャリアが中断した女性でもある。ここにいる選別員たちも、閉店したスーパーや教室、食堂など、以前働いていた職場は様々だった。

更年期を迎える50代・60代の女性労働者にとって、選別場の高温多湿な環境は、熱中症のリスクを高める要因となる。4年目の選別員、Aさん(48歳)は「一緒に働いていると更年期が重なり、特に暑さやこりを訴えることが多い」と話した。変形性関節症を経験するケースも多い。選別員のBさん(54)は、関節が曲がって腫れた指を見せながら「2年半でこんなことになった」と話した。

京畿道のあるリサイクル分別施設で扇風機が回っている。

京郷新聞 チョン・ジユン上級記者 2026年7月29日