労働大臣、労災死亡者遺族に謝罪の書簡『外国人労働者政策の再設計』/韓国の労災・安全衛生2026年02月12日

キム・ヨンフン雇用労働部長官。 ハンギョレの資料写真

氷点下18度に達する寒波の中、農場のビニールハウスで生活していたカンボジア出身の移民労働者のソクヘンさんの遺族に、雇用労働部長官が謝罪の書簡を送った。

金栄訓長官は12日、自身のフェイスブックに「迅速な補償と同様に、真摯な謝罪が重要だ」とし、遺族のイム氏とナン氏に親書を送ると明らかにした。これは、先月、韓国政府に「遺族に対して賠償責任がある」という判決を最高裁が確定した後に出された、後続の措置である。

金栄訓長官は書簡の中で「政府は、『労働者が健康かつ安全に働けるように職場を監督すべき責務を十分に果たさなかった』と指摘した裁判所の判断を、重く受け止めている」「遺族の皆様に深い慰めと謝罪の言葉を申し上げます」と記した。

金栄訓長官は更に、「職場や宿泊施設など、労働環境に脆弱な点がないか、滞在資格に基づく保護の盲点がないかを、再度検討する」「すべての外国人労働者を、より細かに保護・支援できるよう、外国人労働者政策を再設計する」と記した。更に「大韓民国政府もソクヘンさんの名前を忘れず、同様の事態が二度と起こらないように全力を尽くす」と付け加えた。

金栄訓労働部長官がソクヘンさんの遺族に送った謝罪書簡全文。 金栄訓長官のフェイスブック

京畿道ポチョン市のある農場で野菜の収穫作業をしていた外国人労働者のソクヘンさんは、寒波警報が出ていた2020年12月20日、ビニールハウスの宿舎で死亡しているのが発見された。ビニールハウスの宿泊施設は、暖房が正常に作動しない状態だった。

ソウル中央地方裁判所民事3-2部は、昨年9月に、ソクヘンさんの両親のヌン・イエム氏とナン氏が、国を相手に提起した損害賠償訴訟で、政府の責任を認め、原告側の一部勝訴判決を行った。裁判所は「担当の労働監督官が、外国人労働者を雇用する事業所に対する指導・点検を行っていれば、劣悪な宿泊環境が改善され、使用者が労働者に、一般健康診断を実施するように措置を講じていれば、死亡に至る前に治療を受けることができた」とし、政府が『外国人労働者雇用等に関する法律』に基づく義務を果たしていないと判断した。

裁判所はソクヘンさんの遺族に2000万ウォンを賠償するよう判決し、最高裁判所は先月29日にこの判決を確定した。

2026年2月12日 ハンギョレ新聞 パク・ダヘ記者

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/1244841.html