私的な用事から飲酒・会食強要まで・・・会社員「私も『パク・ナレのマネージャー』だった」/韓国の労災・安全衛生2025年12月14日
「代表が業務時間外の会食への参加、飲酒・会食の席で歌うことを強要するなどをしています。精神的な苦痛が激しく、精神科の薬まで服用していますが、退職は生計問題で思いもよらず、通報すると報復されるのではないかという恐怖心だけです」(会社員Aさん)
「秘書でもないのに、社長が自分の昼食や本人の家族に必要なものを女性職員に買って来させ、自分が使った食器洗いまでさせました。問題を提起をしましたが、社長の指示に不満を持つ変な人だと決めつけられてしまい、とてもでたらめです」(会社員Bさん)
職場内いじめを経験した会社員の6人に1人が、皿洗いなどの私的な用事を指示されたという調査結果が出た。市民団体「職場の甲質119」は14日、会社員1000人に実施したアンケート調査で、このように出てきた明らかにした。
10月1日~14日に行われたアンケート調査で、33%が最近一年間に職場内いじめを経験したと答えた。この内、16.4%は私的な用事の代行や夜勤の強要などの指示を受けた。無視、卑下などの侮辱・名誉毀損に遭ったという回答は17.8%、会食参加と飲酒・カラオケ・特技自慢など、業務外の強要を経験したという回答は15.4%だった。その他、回答者は暴言・暴行(15.4%)、いじめ・差別(14.5%)などを受けたと答えた。
職場内のいじめの被害者たちは、いじめられても積極的に申告できず、そのまま見過ごす事例が多かった。いじめられた以後の対応方式で、「我慢したり知らない振りをした」という応答が56.4%で最も多かった。「会社を辞めた」というケースは26.4%だった。「個人または同僚たちと抗議した」という応答は32.4%だった。「会社または労働組合に申告した」は10.6%、「雇用労働部や国家人権委員会など関連機関に申告した」は4.5%に止まった。
職場内いじめをした実行した人は「役員ではない上級者」が39.1%で最も多かった。似たような職級の同僚(20.3%)、使用者(代表・役員・経営陣、18.8%)、顧客や請願人または取引先の職員(7.0%)、使用者の親戚(6.4%)が後に続いた。職場の甲質119のシン・イェジ弁護士は、職場内いじめを根絶するためには「使用者と上級者がその不当性を明確に認識し、組織次元で権限使用の原則を確立する文化が作られなければならない」と話した。
2025年12月14日 京郷新聞 チェ・ソウン記者


