経済的損失も大きい労災・・・最近五年間で170兆ウォン、勤労日数「3億日」を失った/韓国の労災・安全衛生2025年9月21日

最近5年間で労働災害によって発生した経済的損失が170兆ウォンに達し、勤労損失日数は3億日を越えると集計された。
国会・環境労働委員会所属のキム・ソヒ「国民の力」議員室が雇用労働部から受け取った資料によれば、昨年の労災による経済的な損失推定額は約38兆1700億ウォンと集計された。2020年の29兆9800億ウォンから27.3%増加した。
労災による経済的な損失は、労災の発生で企業と労働者、社会全般に発生する経済的な被害額を意味する。労災保険補償金など直接損失額と生産中断・生産性低下・事故調査・代替人材投入・リハビリ費用・事故の後遺症による社会的な費用などを含む間接損失額を全て合わせた費用だ。間接損失額は直接損失額の4倍で算定して計算する。
2020~2024年の5年間の労災による経済的損失推定額は170兆ウォンに達すると調査された。今年も上半期までに19兆6900億ウォンの損失が発生し、前年同期(18兆6200億ウォン)より5.7%増えた。
労災による勤労損失日数も毎年増える傾向だ。昨年の勤労損失日数は6720万9000日で、2020年5534万3000日より21.4%増加した。2020年から2024年までの勤労損失日数は計3億759万日に達する。これを年単位で換算すれば84万年を超える。勤労損失日数は労災などによって実際に勤労ができなかった日数を意味する言葉で、死亡者損失日数と身体障害者の等級別損失日数、負傷者・業務上疾病療養者の療養日数を加えて求める。
2025年9月21日 京郷新聞 チェ・ソウン記者