最悪の大型山火事、七日目・・・疲れ果てている高齢者の予防鎮火隊員/韓国の労災・安全衛生2025年3月27日

全国で大型の山火事短い週間継続、山火事現場に投入される鎮火隊員の業務負担も重くなっている。
27日、山林庁の資料によると、山火事鎮火隊は、大きく空中鎮火隊、山火事特殊鎮火隊、山火事予防鎮火隊に分けられる。
『主火』が消えても、その後の残り火を鎮圧して監視する人たちがいる予防鎮火隊だ。平均年齢が61才で、職務教育も十分でなく、大きな火事には弱い状況だ。先の22日、慶南山庁で昌寧郡庁所属の予防鎮火職員3人が兼務1人が山火事鎮火していてなくなった。
先月から江原道で山林庁所属の予防鎮火隊として活動している70代のAさんは「予防鎮火隊は通常、残火整理などをしているが、最近は大型の火事が起きた山火事現場に投入されて驚いた。」消防隊には高齢者が多い上に、防炎テントなどの専門装備も支給されないため、山で大きな火事を鎮火することは容易ではない」と話した。さんもやはり「半期に10時間ずつ教育を受けるが、形式的な教育」で、「山火事に関する映像を見て、熊手で残り火を整理する方法などを教える程度」と話した。予防鎮火隊は雇用支援の事業として、地域住民などを最低限の段階で採用する。
教育訓練の不足は特殊鎮火隊もある。特殊鎮火隊の新規採用者は、採用直後に教育を受けるのではなく、春の山火事注意期間が過ぎた5月以降に行われる、その期間も二泊三日と短い。消防士たち2~ 4週間の教育を受けるのに比べて、非常に短い。江原道三陟で特殊鎮火隊として七年間活動しているシン・ヒョンホさんは「今でも、きちんとした教育も受けられないまま投入された新入もいる」と話した。
これに対し、ウソク大学のコン・ハソン教授(消防防災学)は、「現実的には、予防鎮火隊の場合、高齢者に雇用を提供するレベルだが、大きな山火事の現場に投入するには無理がある」とし、「予防鎮火隊の場合、消防士や特殊鎮火隊の補助の役割に変更し、特殊鎮火隊の教育も強化しなければならない」と話した。増やすか、山火事の鎮火業務を消防に移すかの、業務調整が必要だ」と話した。 崇実サイバー大学のイ・チャンウ教授(消防防災学)もやはり「山火事が長期化する状況で、高齢者が多い予防鎮火隊を続けて現場に投入すれば、彼らが更に危険な状態になり得る」とし、「鎮火職員の専門性を高める必要があるだけ、長期的には処遇の改善が必要だ」と話した。
2025年3月27日 ハンギョレ新聞 キム・ヘジョン記者