ソウル市、全国で初めて『安全指数制』を導入/韓国の労災・安全衛生2024年09月19日

▲ソウル市

ソウル市が全国で初めて、工事現場の安全レベルを把握し、事故を予測して災害を先制的に防止する『安全指数制』を導入すると明らかにした。

安全指数制は、安全学会、専門家、実務者が、2万5千件の事故原因を分析して作った評価基準(細部指標)だ。安全指数の評価基準は100点満点で、作業者の安全意識(22点)、管理者の職務遂行(23点)、作業環境(9点)、施設・装備(11点)、高危険管理(14点)、作業計画(11点)、安全教育(10点)の七大領域指数と24の細部指標で構成される。

これを基に、公共建設工事の現場を毎月抜き打ちで点検して安全レベルを定量的に把握する一方、安全事故発生の危険度が高い工事現場を選別し、危険要素を除去するという計画だ。評価結果は毎月公開し、厳しい罰則制度を適用する。安全指数の評価点数が三ヶ月連続して『非常に不十分』等級と評価された工事現場は安全改善意志がないと判断し、特別安全点検と不良罰点賦課、雇用労働部に過怠金の賦課を依頼する。また、二年間は、ソウル市が発注する工事の入札に不利益を与える予定だ。評価点数が40点未満であれば、直ちに工事を中止させる。

インセンティブも与える。建設工事施工評価に安全指数の評価点数を反映させる。ソウル市の建設工事の入札に参加する際に、加点を受けることができる。『優秀』等級の工事現場は『安全管理優秀現場』に指定し、ソウル市長の表彰授与と安全点検一回免除の恩恵を与える。今年の試験運営を経て、来年1月から全面施行する計画だ。

2024年9月19日 毎日労働ニュース ヨン・ユンジョン記者

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