涙が豪雨のように・・・それでも行進するアリセルの遺族たち/韓国の労災・安全衛生2024年07月27日

アリセル火災惨事の犠牲者遺族とアリセル重大災害惨事対策委員会の関係者たちが27日、犠牲者の遺影を胸に、激しい雨の中を大統領室前からソウル駅に向かって行進している。/キム・ヨンウォン記者

惨事から34日目の27日午後、遺族とアリセル重大災害惨事対策委員会の関係者、市民たちが大統領室前に集まって記者会見をした後、ソウル駅広場まで行進した。ソウル駅に到着した参加者たちは、市民追慕祭を行った。

この日、遺族と参加者が2.6kmを行進する間、雨が降っては止みを繰り返したが、段々雨粒が大きくなって雨具が役に立たないほどだった。ソウル駅広場に到着した後も雨は止まず、参加者たちは雨の中で傘を畳んだり広げたりして、遺影を何度も拭きながら追慕祭を行わなければならなかった。遺族たちは雨で濡れた体より、涙で濡れた心が一層重い様子で、最後まで席を守った。

彼らはこの日の記者会見と追慕祭で「加害者であるエスコネック・アリセルは自らの誤りを認めて謝罪し、遺族たちとの交渉に出てくるべきだが、ひたすら刑事処罰を免れるための個別合意だけに熱を上げている」として、交渉に応じることを求めた。また、31日で終了する遺族への支援に対する政府の対策も要求した。徹底した真相究明と責任者処罰、再発防止対策、遺族に対する正当な賠償・補償を強調して、追慕祭を終えた。

アリセル火災惨事の犠牲者遺族と対策委員会の関係者たちが、大統領室前で記者会見を行っている。/キム・ヨンウォン記者
アリセル火災惨事の犠牲者遺族と対策委員会の関係者たちが大雨に降られながら、大統領室前からソウル駅に向かって行進している。/キム・ヨンウォン記者
アリセル火災惨事の犠牲者遺族が行進している。/キム・ヨンウォン記者
アリセル火災惨事の犠牲者遺族が行進中に犠牲者の遺影を拭いている。/ム・ヨンウォン記者
アリセル火災惨事犠牲者遺族と対策委員会関係者たちがソウル駅に到着している。/キム・ヨンウォン記者
アリセル火災惨事の犠牲者遺族たちがソウル駅の階段に座って涙をぬぐいながら、遺影を拭いている。/キム・ヨンウォン記者
アリセル火災惨事の犠牲者遺族と対策委員会関係者たちが市民追慕祭を行っている。/キム・ヨンウォン記者
アリセル火災惨事の犠牲者のキム・ビョンチョルさんの妻のチェ・ヒョンジュさんが発言している。/キム・ヨンウォン記者
アリセル火災惨事の犠牲者遺族と対策委員会の関係者たちが、市民追悼祭を終え、市民と一緒にスローガンを叫んでいる。/キム・ヨンウォン記者

2024年7月27日 ハンギョレ新聞 キム・ヨンウォン記者

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/1150986.html