「配達料削減」反対で座り込み中に・・・労働部、「配達の民族」と安全キャンペーン/韓国の労災・安全衛生2024年05月02日

民主労総サービス連盟の配達プラットフォーム労組が「配達の民族」本社前で記者会見を行い、一方的な配達料削減に抗議する記者会見を行っている。/サービス連盟提供

政府が食べ物などの配達業界で1位の「配達の民族」と一緒に、ライダーの安全を確保するためのキャンペーンを始めた。ライダーたちは「配達の民族」がライダーの過労を煽る配達料削減を始めるとして座り込みを始めた。

雇用労働部は2日、配達従事者の交通事故を予防するために、食べ物配達プラットフォーム「配達の民族」の物流運用会社の「優雅な青年たち」と一緒に、「配達安全365」キャンペーンを今年中継続して行うとした。労働部と「優雅な青年たち」は、5月までは夜間運行の安全規則をテーマに、ライダーたちが夜間に運行する時は、低速運行と安全運行の死角地帯を丁寧に調べるなどのカードニュースを作って、「配達の民族」のアプリで案内し、労働部の社会関係ネットサービスにも掲示するとした。夏は日射病や熱中症を防ぐための酷暑期安全規則、秋はバイクのような二輪車がよく忘れることのある整備指針などを案内する、といった方式だ。

しかし、ライダーたちは「配達の民族」が配達料を削減して競争を煽っていると、反発した。民主労総サービス連盟所属の配達プラットフォーム労働組合は前日に、「配達の民族」の本社前で記者会見を行った後、無期限座り込みを始めた。「配達の民族」が、自社が直接運営するショッピングモールのBマートの配達料政策を変更し、配達料が事実上削減されるという理由からだ。労組は「今までは基本配達料が3千ウォンだったが、Bマートの配達が『区間配達料』体系に変わって2千ウォンに減って、事実上33.3%削減された」として、「物価も上がり、『配達の民族』の営業利益も上がったのに、配達労働者の収入は5年、6年前より減っている」とにした。

これに対して「優雅な青年たち」の関係者は「Bマートの注文を他の配達物件と一緒に行えるよう改善すれば、ライダーの動線も最適化され、収益性も改善効果を期待できる」と説明した。

2024年5月2日 ハンギョレ新聞 チョン・ジョンフィ記者

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/1139099.html