不払い事業主を潜伏先で捕まえ、職場内いじめに「お目玉」 2022年12月29日 韓国の労災・安全衛生

雇用労働部が、労働事件処理と事業場の勤労監督、労使協力支援分野で優れた実績をあげた『今年の勤労監督官』を選定した。

労働部は「脆弱階層労働者の保護と法遵守意識の定着のために、今年一年間、現場で黙々と最善を尽くした勤労監督官15人を選定した」と明らかにした。

清州支庁のイ・ジャンレ勤労監督官は、労働者300人に8億ウォンを超える集団不払いが発生した建設現場を職権調査し、不払い賃金を全額受け取れるようにした。ソウル冠岳支庁のクァク・ヨンナム監督官は、数千万ウォンの賃金を不払いして逃走した事業主を、粘り強い追跡と潜伏捜査の結果、直接検挙して司法処理に導いた。全州支庁のイ・ジェフン監督官は、職場内いじめと性差別などが蔓延した事業場を速かに勤労監督した。釜山労働庁のチョ・デヨン監督官は、事業主が暴行とセクハラを起こした事業場に積極的な勤労監督を実施した功績を認められた。ソウル労働庁のチェ・ムヨル監督官は、賃上げを巡る労使葛藤でストライキが長期化した事業場で、積極的な現場指導と仲裁案の提示によって労使間の譲歩を引き出し、交渉が妥結するのを助けた。

労働部は「全国2100人の勤労監督官が、労働者の権益保護と現場の法遵守のために努力した結果、法違反改善率が、2020年の84%から今年11月には96.4%に向上し、賃金未払い清算率も、79.2%から85.3%に改善される成果が出た」と明らかにした。

2022年12月29日 毎日労働ニュース キム・ミヨン記者

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