非正規職に危険情報共有せず起こった悲惨な事態2019年8月2日

ソウルの雨水ポンプ場施設の工事現場で、水路にいた労働者3人が、突然の豪雨で大量に流入した水に巻きこまれて死亡した事故について、労働・市民・社会団体が「下請け非正規労働者と危険情報を共有せず、安全装備を支給しなかったために起こった悲惨な事態」と非難した。
先月31日、施設の点検のために地下40メートルの水路に入った現代建設の協力業者の労働者2人が、突然の豪雨で水門が自動で開放され、水流に巻きこまれた。施工者の現代建設の職員1人が危険を知らせに降りて行って、一緒に被害に遭った。
「非正規職もう止めよう1100万非正規職共闘」は声明を出して、「豪雨が降れば水門が自動で開かれるのに、施工者の現代建設は施設を点検しろと非正規労働者を行かせた」、「なぜ非正規労働者に現場の情報が正しく共有されず、連絡手段もなかったのか」と反問した後、「協力業者だといって仕事をさせられ、自社の職員ではないという理由で情報さえも共有されない非正規職の現実が殺した」と嘆いた。
「(社)キム・ヨンギュン財団準備委員会」は声明を出して、「無線機でもあれば連絡を受けられたし、チューブでもあったら死なない命だった」とし、「キム・ヨンギュンの死も、下請けだからといって不安全な設備で働いたために発生した事故だった。外注化・下請け化された危険が、労働者を殺している」と指摘した。

2019年8月2日 毎日労働ニュース ペ・ヘジョン記者