結婚移住女性には仕事を、移住労働者には安全を2019年6月28日
韓国人と結婚して移住した外国人女性を、建設現場の安全通訳人として活用する安全保健公団の事業が注目されている。雇用労働部によれば、中国・タイ・ベトナム・カンボジア出身の結婚移住女性19人が安全通訳人として活動している。建設現場で行われる安全教育の過程で、外国人労働者に通訳をするのが女性の主要な業務だ。
昨年4月に、一般から募集したアイディアで始まった事業だ。結婚移住女性には仕事を与え、外国人労働者の安全教育は強化される、二重の効果を狙った。
公団は多文化家族支援センターと50大建設会社と一緒に、結婚移住女性363人を対象に安全通訳人の養成教育をし、SK建設、GS建設など11ヶ所の現場で試験運営した。その結果、協同組合を作って19人の安全通訳人を排出することに成功した。
この事例は労働部傘下の公共機関長会議で政府の革新優秀事例として紹介された。労働部長官は「災害の減少に寄与し、脆弱階層に雇用を提供する社会的価値実現の模範事例」とし、「全公共機関が、国民が肌で感じられる革新事例をもっと多く作らなければならない」と強調した。
2019年6月28日 毎日労働ニュース キム・ハクテ記者