「直雇用」の道を開き「産業安全」の課題を残して2019年2月6日

泰安火力発電所の下請け労働者として働き、昨年11月にベルトコンベアの事故で亡くなったキム・ヨンギュンさんの葬儀が、事故発生から2ヶ月目の7日から3日間、「民主社会葬」として営まれる。
政府と与党は5日、キムさんの死亡事故調査の真相究明委員会の構成、発電所の燃料・環境設備運転分野の正規職転換方案などを出した。事故の根本的な原因である「危険の外注化」に関する社会的な議論を喚起し、28年振りに産業安全保健法の全面改正を引き出し、公共機関の非正規職の正規職転換の踏み台となった。
これからは具体的な実践方案を作ることによって、「第二のキム・ヨンギュン」が出ないようにするという課題が残った。
葬儀は7日からソウル大病院の葬儀場で行われる。遺族の意志によって文在寅大統領と面談する。市民対策委は「労働者の死によって生まれた変化」と評価した。

2019年2月6日 京郷新聞 キム・ソヨン記者