職場内いじめ、負ける闘いでもしなければ 2021年11月08日 韓国の労災・安全衛生
IT企業で働くAさんは、職場の上司の過重な業務指示と暴言・誹謗に苦しめられて、加害者を職場内いじめとして申告した。しかし加害者に対する懲戒措置はなく、逆にAさんが本人の意志と関係なく、経歴と関係のない部署に移動させられた。上級者から「会社がお前を保護しそうか」という話を聞き、退社も強要された。Aさんは精神的な苦痛を味わい、関連疾患を産災と認められた。Aさんは「闘うには、勝つ闘いだけをすべきだと考えたが、時には負ける闘いでも、どうしてもしなければならない。」「それでこそ、次にでも勝てるという信頼ができる」と話した。
職場の甲質119と公共共生連帯基金が『第3回職場の甲質との闘い公募展』で選ばれた8編の受賞作を発表した。職場内いじめの予防・対応優秀企業として知られたIT企業で、職場内いじめに、『負ける闘い』を続けてきたAさんの作品が大賞を受けた。
9月1日から10月15日まで行われた公募展には、職場の甲質を解決した事例と、職場内いじめ禁止法施行以後に変化した事例の手記など、48編の応募があった。この中から大賞一人、最優秀賞二人、優秀賞五人が選ばれた。
最優秀賞の作品には、職場内セクハラと二次被害と闘う話が選ばれた。チェさんは上司の職場内セクハラに遭って会社に申告したが、業務から排除された。チェさんは一日中席にぼんやりと座っていたり、ごみ箱を片付けたり、清浄機を空にするなどの雑務をしながら一日一日を耐えて、雇用労働庁に職場内いじめの陳情を提起した。
職場の甲質119は、「職場内いじめを申告したという理由で、業務から排除したり退社を勧めるなど、報復的な甲質が深刻だ。」「報復的な甲質に雇用労働部が厳しい処罰をしなければ、職場の甲質を減らすことはできない」と指摘した。
2021年11月8日 毎日労働ニュース オ・コウン記者
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