防護服を着てコロナ隔離中のおばあさんと花札をする医療スタッフ、インターネットユーザー感動「心まで治療するよう」 2021年8月3日 韓国の労災・安全衛生

防護服を着ておばあさんと花札をする医療スタッフ/インターネット・コミュニティ

療養病院で働いていると想われる一人の医療スタッフが、隔離された老人の退屈を慰めるために、防護服を着たまま一緒に花札をする姿がオンライン上に公開されて話題になっている。コロナ19と戦って患者を世話するために努力する姿が、多くの人々に爽やかな感動を与えている。

1日のツイッターには「隔離された療養病院でおばあさんと花札をする医療スタッフ。孤独なおばあさんのための医療スタッフの小さな努力と配慮」というメッセージと一緒に、一枚の写真が公開された。写真の中ではあるおばあさんが病床に座って花札をし、防護服を着た医療スタッフが向かい合って座って相手をしている。コロナ19の拡散で外部の人の病院面会が難しくなった状況で、高齢の患者の寂しさを慰めるために努力する姿だ。

この写真とメッセージは掲示された後、程なくしてソーシャルメディアとオンラインコミュニティに拡がって、多くの人々の関心を集めた。該当のツイートは3日までに1万人を越えるインターネットユーザーが共有した。また、1万4千人余りが『いいね』を押した。

写真を見たインターネットユーザーは「防護服は二酸化炭素がチャンと排出されず、脱水が強く起きるのにすごい」、「医療スタッフが心まで治療するようだ」、「涙が出る」等の反応を見せた。一方では「小さな努力ではない」とし、医療スタッフの苦労を考えるべきだという意見もあった。

また、医療スタッフと想われる一人のインターネットユーザーは「風も通らず、汗がタラタラ流れて目がくらむようで、私にはできない。本当にすごい方だ。単なる小さな努力ではなく、本当に生命と引き換えに座っている」と伝えた。

正義党・シム・サンジョンのツイッター

正義党の沈相奵(シム・サンジョン)議員も2日に自身のツイッターに該当掲示物を共有し、「防護服を着てジッと座ったまま静かにおばあさんを見守る医療スタッフの姿に畏敬心を感じる。」「時代の愛は『世話をすることと連帯』のようだ」と伝えた。

一方、ソーシャルディスタンスの四段階では、療養病院での訪問面会が禁止される。現在首都圏では四段階、非首都圏には三段階が施行中で、一部地域でも四段階を維持している。

2021年8月3日 民衆の声 カン・ミンソン記者

https://www.vop.co.kr/A00001588184.html