緑色病院で働く13人の療養保護師、全員を正規職に転換 2021年7月3日 韓国の労災・安全衛生
緑色病院で働く13人の療養保護師が全員正規職に転換された。
緑色病院によれば、外部派遣業者を通じて緑色病院で働いていた療養保護師13人は、1日付で病院が直接雇用する正規職に転換された。
緑色病院の関係者は記者との電話で「外部業者との契約が終了する時点で、正規職転換が行われた。」「療養保護師は病院になくてはならないから、委託でなく、正規職で雇用することにし、1日付で正規職に転換した」と説明した。
緑色病院のイム・サンヒョク病院長は2日、フェイスブックでこのように知らせた。
イム院長は「他の病院より人数は少ないが、緑色病院にも非正規職労働者がいる。患者を看病する療養保護師、患者と職員の食べ物を準備する調理労働者、そして病院の清掃をする環境美化員がその人たち」とし、「このような現実のために、『非正規職の正規職化』という話が出る度に心の片隅にひっかかった」と、この間の心境を明かした。
「経営状態が良くなったというのを口実に、院長の哲学だと強弁して、この間委託していた13人の療養保護師を全員正規職化した。」「今後、調理士、環境美化員の正規職化も状況が良くなり次第、ゆっくり実施する」とした。また、婦長と看護師長に「療養保護師の正規職化で業務が増えるにも拘わらず、快く同意してくれて感謝する」と付け加えた。
緑色病院は職業病と産災被災労働者のために2003年に建てられた病院だ。現在は一般患者を診療する総合病院と位置付けられているが、依然として職業病患者のための診療と研究・治療を怠っていない病院でもある。労働活動家が、断食闘争を終えて訪ねて行く病院が緑色病院である理由だ。
ここで働く労働者は、緑色病院で働いているという自負心がが強い。最近、緑色病院の職員で保健医療労組緑色病院支部の組合員は、「十匙一飯」の1000万ウォンを集めて病院に寄付もした。この日もイム院長は「給与も少なく、いつも申し訳ない気持ちなのに、このように大きな実践をしてくれて胸が詰まった」として、病院の知らせをフェイスブックに上げた。
2021年7月3日 民衆の声 イ・スンフン記者