ベトナムの青年労働者、トゥアンさん『労災認定』/韓国の労災・安全衛生2026年02月13日

未登録の移民労働者に対する政府の取締りから逃れようとして死亡した、ベトナム人の青年労働者、故トゥアンさんが産業災害として認定された。
「人が来た―移民労働者差別撤廃ネットワーク」は、「労働福祉公団が故人に対する労災を承認した」「遅くなったが、幸いな措置だ」と明らかにした。公団は当日、遺族給付金と葬儀費用を支給した。
故人はベトナム国籍の25歳の青年で、昨年10月28日、大邱聖書工団の製造業工場で遺体で発見された。韓国で大学を卒業した後、大学院進学のために求職ビザ(D-10)でアルバイトを始めて二週間が経った。事業所に突入した法務部の未登録滞在者取締隊から逃げて潜んでいたところ、3階から転落して死亡した。
法務部は当初、「取締班と直接衝突して死亡したわけではなく、責任はない」と説明したが、労働界からの激しい反撥が続いたため、例外的に姿勢を変えて謝罪した。取締り責任者であったイ・サンハン法務部大邱出入国管理事務所長は、昨年12月31日に、イ・ヨンウ民主党議員室でトゥアン氏の遺族と面会し、「深い哀悼の意を表す」と謝罪した。この場に同席した法務部の関係者も「安全と人権を強調する形に、外国人取締政策を改善する」と約束した。また、トゥアン氏のように、合法的に滞在しながら不法就労に追い込まれる状況を防ぐために、ビザ制度の改善を検討すると話した。
「移民労働者差別撤廃ネットワーク」は当日声明を出し、「当然の結果を受け取っても胸が重い」「死を呼び起こす未登録移民の強制取締り・追放政策を中止しなければ、トゥアン氏のような犠牲は止められない」と強調した。
故トゥアン氏の死は、強制摘発の過程における人権侵害論争を再び引き起こした。取り締まりの過程で人が亡くなることは珍しくない。「蔚山移住者センター」によると、2003年から昨年10月までに、取り締まり中に死亡した移住労働者は、少なくとも33人に達する。
一方、金栄訓雇用労働部長官は、12日に氷点下18度の寒波の中で、ビニールハウスの宿泊施設で過ごして死亡したカンボジア出身の移民労働者ソクヘン氏の遺族に、謝罪の書簡を送った。最高裁判所は先月29日、韓国政府が故人の遺族に対して賠償責任があるという判決を確定した。
2026年2月13日 毎日労働ニュース イ・スヨン記者
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