故オ・ヨアンナさんの母親が「MBCの謝罪、再発防止策」を求めハンストに/韓国の労災・安全衛生2025年9月8日

8日、ソウル麻浦区のMBC新社屋の前で行われた気象キャスター・故オ・ヨアンナさん一周忌追悼週間闘争宣言記者会見で、参加者がMBCの再発防止対策を追及している。 チョン・ジユン先任記者

MBC気象キャスターの故オ・ヨアンナ氏の母親が15日、娘の1周忌を前に、放送業界の非正規職フリーランサー問題の解決などを要求し断食闘争を始めた。

オ・ヨアンナ氏の母親チャン・ヨンミさんは8日、ソウル麻浦区のMBCの前で「追悼週間闘争宣言記者会見」を行い、「恥ずかしい母親にならないように、苦しいが耐えている。」「可哀想に死んだ私の子供の志を受けて断食を始める」と話した。この日の記者会見には「放送を作る人々の名前エンディングクレジット」「職場の甲質119」等、42の市民団体が一緒にした。団体はMBCの公式謝罪と再発防止、故人の名誉回復と礼遇、非正規職の雇用構造と労働条件改善、MBC自主真相調査の結果公開などを要求した。

チャン・ヨンミさんは「オ・ヨアンナだけが大変だと思っていたが、放送メディア産業の多くの青年が苦痛を受けていた。」「一周忌前に問題を解決し、MBCでこれ以上このような悲劇が発生しないように、一緒にして欲しい」と話した。

遺族は7月と8月にMBC側と二回会い、対国民公式謝罪でのミスの再発防止表明、気象キャスターの正規職化、MBC内の非正規職フリーランサーの全数調査などを要求した。チャン・ヨンミさんは「MBCはヨアンナが亡くなった後、訃報さえ出さずに知らない振りをし、自主的に進めた真相調査委員会の結果も公開しなかった」と話した。

キム・ウンジンMBC差別のない労組委員長は「オ・ヨアンナさんが亡くなって一年が過ぎたが、変わったことがないというのが、惨憺たる事実だ」と話した。彼は「数多くの作家、契約職PD、フリーランサー、気象キャスターが、仕事をするために、上部からのパワハラに黙々と耐えなければならなかった。」「MBCがこのまま非正規職の問題を無視するなら、第二のオ・ヨアンナが私になることも、他の誰かにもなり得る」と話した。

労働党のイ・ベクユン代表は「オ・ヨアンナの死は個人の不幸ではなく、私たちの社会の構造的な矛盾が創り出した必然的な結果」で、「MBCは、職場内いじめの問題について責任を認め、公式謝罪と再発防止対策を用意するという約束をするべきだ」と話した。それと共に「これは、単純に加害者の懲戒を越えて、内部の誤った慣行を正すという意志に繋がらなければならない」と主張した。

オ・ヨアンナさんは昨年9月15日、職場内いじめを訴えて自ら命を絶った。オ・ヨアンナさんの一周忌の15日には、MBCの前で追慕文化祭が行われる予定だ。

8日にMBCの新社屋の前に設けられた故オ・ヨアンナ一周忌追慕焼香所で、母親のチャン・ヨンミさんが、MBCの再発防止対策を求め、断食座り込みをしている。 チョン・ジユン専任記者

2025年9月8日 京郷新聞 チェ・ソウン記者

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