文在寅政府が約束を守らない 2019年11月12日

発電所の非正規労働者が、12月10日の故キム・ヨンギュン労働者の1周忌を前に、再び街頭に出た。政府・与党が発電所を安全な職場にするために、危険の外注化の中止を進めると約束したのに、履行しないためだ。これらは「特級マスクを支給したこと以外、現場は何一つも変わっていない」と話した。
キム・ヨンギュンさんの事故の知らせが入ると直ぐに、文在寅大統領は首席秘書官会議で「遺族が参加する真相調査委員会の構成」と「危険の外注化中止対策の樹立」を指示した。遺族と労働・市民・社会団体が対策委員会を設けて要求した結果、政府・与党は二つの大型対策を出した。
党政調は発電所の燃料・環境設備の運転分野は公共機関の正規職に転換するなどを約束した。4月には特別労働安全調査委員会が構成され、事故の真相究明と再発防止対策を作り、22項目の勧告を出した。
党政調の発表と特別調査委の勧告は、事故から11ヶ月が過ぎた今でも履行されていない。発電非正規職連帯会議は「正規職転換議論に参加する専門家や使用者が、党政調の発表と特別調査委の勧告の履行を決める立場にないために、議論が空転している」とし、「政府が先頭に立たなければ、発電所の危険の外注化の問題は解決しないだろう」と話した。
連帯会議は11日、光化門広場に「故キム・ヨンギュン労働者追悼焼香所」を設置した。設置を阻止しようとするソウル市職員との間で衝突が起こった。
キム・ミスク・キム・ヨンギュン財団理事長は「息子が死んで1年になるが、危険の外注化、下請け業者の労務費着服は改善されていないし、非正規職の直接雇用と息子の死に対する責任者の処罰も行われていない」。「変わらない発電所の現場を変えるために、国民が立ち上がって欲しい」と訴えた。財団は13日に清渓川の全泰壱烈士の銅像の前でロウソク・デモをして、光化門広場まで行進する。

2019年11月12日 毎日労働ニュース チェ・ジョンナム記者