これから環境美化労働者は昼間に働く2019年3月6日

環境部が環境美化員の安全のために、作業時間帯を夜間・明け方から昼間に変える「環境美化員作業安全指針」を全国の地方自治体に通知する。
2015~2017年に作業途中で事故にあった環境美化員は1822人。この内18人が亡くなった。環境美化員は夜8時からの夜間勤務と明け方4時からの明け方勤務をするが、視野の確保が難しく、疲労で事故に遭うケースが頻繁だった。環境部は指針で昼間作業を原則にするものの、具体的な作業時間帯は現場の条件を考慮して、労使協議と住民の意見聴取を経て、地方自治体が決めることにした。
清掃車の安全基準についても、環境美化員の位置を運転者が確認できるように、映像装置の設置を義務化した。環境美化員が直接制御できる安全スイッチと安全柵も設置する。
ディーゼルの排気ガスのばく露を最小化するために、排気管の方向を車道方向に変える。作業は3人1組が原則だ。猛暑・厳寒、豪雨・大雪、微細粉塵が激しい日は、作業時間を短縮したり中止できる。
この指針は生活廃棄物収集・運搬作業に従事する全国の環境美化員4万3千人に適用される。自治体長と清掃代行業者の代表は指針の遵守状況を毎年1回以上点検し、その結果を公開する。
労働界は、指針の発表を歓迎しながらも「最近3年間に事故で死亡した環境美化員18人の内16人は委託業者の所属で、根本的な解決法は地方自治体による直接雇用だ」と話した。

2019年3月6日 毎日労働ニュース ペ・ヘジョン記者