製造業の運搬・荷役作業、4ヵ月間で25人が命を失った 2022年6月9日 韓国の労災・安全衛生

今年に入って製造業の運搬・荷役作業で25人が命を失ったことが分かった。製造業の運搬・荷役作業では、この3年間で最も多い業務上の事故(3日以上休業)が発生した。製造業に「危険警報」を発令した雇用労働部は、8日に全国1900ヶ所の事業場を対象に安全点検を実施した。

労働部によれば、今年1月から先月6日までに製造業の運搬・荷役作業による事故死亡者は25人で、昨年同期の7人より18人も増えた。最近3年間で業務上の事故の19.3%が製造業の運搬・荷役作業で集中的に発生した。2019年から2021年の間に、4万2865人が仕事中に事故に遭った。

労働部は「現場点検の日」を迎えて、製造業の運搬・荷役作業の核心的な安全措置を集中点検したと明らかにした。点検対象は、△有資格者による運転、△危険な場所への立ち入り禁止、△管理監督者の有害・危険防止業務、△事前調査と作業計画書の作成、△主な用途以外への使用制限などだ。

労働部のキム・ギュソク労災予防監督政策官は「労災調査は、発生した事故の是々非々を明らかにしたり、死後の薬的な訪問ではなく、今後、同様な事故の再発を防ぐための事故予防」とし、「労災事故を正確に調査し、再発防止対策を樹立することが重要だ」と話した。

2022年6月9日 毎日労働ニュース キム・ミヨン記者

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