「仕事で死なないように」実現はいつ? 2021年12月2日 韓国の労災・安全衛生

金鎔均財団の金美叔理事長と発電所非正規労働者が8月31日、民主労総の会議室で発電所の非正規職の正規職化の約束の履行を政府に求めて、闘争計画を明らかにする記者会見をしている。/資料写真

青年非正規労働者故金鎔均(キム・ヨンギュン)三周忌追悼委員会が、『仕事をして死なないように、差別を受けないように』をスローガンに、6~10日に故金鎔均労働者追悼活動を行うと明らかにした。発電所の非正規労働者の金鎔均さんは、2018年12月10日に、泰安火力発電所でベルトコンベヤーに挟まれて亡くなった。追悼委は、民主労総、参与連帯など、165の労働・市民・社会・宗教団体で構成されている。

追悼委は6日に大統領府前など全国7ヶ所で、『故金鎔均三周忌追悼週間宣言記者会見』を開催する。7日は泰安火力発電所の前で現場追悼祭を行う。8日は大法院の前で記者会見を行い、韓国西部発電、韓国発電技術の元・下請け事業主の処罰を求める。7~8日は光化門広場と国会議員会館の三階で、写真展示会を開催する。9日は金鎔均特調委の履行点検報告会を実施する。三周忌の当日である10日午前には牡丹公園で追悼祭を開催する。この日の夕方にはソウル地方雇用労働庁の前で追悼決意大会開催し、清渓広場まで行進する計画だ。

追悼委は「どんな妨害があっても、連帯の力でロウソクを持って集まる」とし、「金鎔均と『金鎔均の痛み』を記憶して行動する」とした。更に「働くすべての人々の安全と権利のために起ち上がる。」「資本が中心となって、生命を使い捨てる社会を変えて行く」と強調した。

追悼委は、発電所の非正規職の正規職転換を始め、△適正労務費の支給と落札率の廃止、△『先雇用-後教育』による雇用保障、△安全・保健のための十分な作業人員の補充、△危険の外注化の中止と実質的な作業中止権の保障、などを要求している。

青年非正規職労働者・故金鎔均三周忌追悼委員会

2021年12月2日 毎日労働ニュース シン・フン記者

http://www.labortoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=206181