「教師の正当な生活指導は、犯罪になり得ない」・・・全教組、幼稚園教師の無罪を歓迎/韓国の労災・安全衛生2026年08月19日

全教組の委員長と組合員が、19日に大田地方裁判所の正門前で記者会見を行い、教室内の突発的な行動を制止した幼稚園教師に対する控訴審の無罪判決を歓迎し、教諭の正当な生活指導と教育活動を保障できるよう、児童福祉法の改正など制度改善を求めている。 ⓒ全国教職員労働組合

全国教職員労働組合(全教組)は、教室で発生した突発的な行動を制止した世宗のある幼稚園の教師に対し、控訴審の裁判所が無罪判決を行ったことを歓迎し、教師の正当な生活指導と教育活動を保障できるよう、関連法令と制度の改善を求めた。

全教組は19日、大田地方裁判所の正門前で記者会見を行い、「今回の判決は、無分別な児童虐待通報の恐怖の中で萎縮していた教育現場を復活させ、教師が再び堂々とした教育者として立てるようにした常識的な判決だ」と述べた。

一審の罰金500万ウォンを覆して無罪・・・三年間続いた教師の苦痛

今回の事件は、幼稚園児の顔にあざがあることをきっかけに、保護者が教師を児童虐待の疑いで通報したことから始まった。捜査の過程で、顔のあざは、事件発生の一ヶ月前に、両親の車の交通事故でできた傷であることが確認された。

しかし、調査の過程で、教師が園児の過激な行動を制止するために両手首を掴んでいた事実が明らかになり、この行為が身体的虐待に該当するかどうかが争点となった。一審の裁判所は、手首に残ったあざなどを根拠に、教師に対し罰金500万ウォンを言い渡した。

全教組によると、当該教師は、児童が他の児童と争った後で、教室のドアを塞ぐなどの突発的な行動を取り、食事を拒否したために、指導する過程で、児童が両腕を振り回すなど過激な行動を繰り返した際に、「やめて、やめて」と言いながら両手首を掴んで制止したという。

控訴審の裁判所は、教室という空間の特殊性と当時の状況で行われた教師の制止行為などを考慮し、一審判決を覆して無罪を言い渡した。

パク・ヨンファン全教組委員長はこの日の記者会見で、今回の判決を歓迎しつつも、「教室内の正当な生活指導が無罪であることを確認されるまで、一人の教師が耐えなければならなかった年月は、完全に補償されるものではない」と話した。

委員長は「現在の大韓民国の教育現場は、電話一本、申告書一枚で、正当な生活指導を行った教師の人生と教職が根底から揺さぶられる、地獄のような時間を耐えなければならない」と指摘した。

更に「教師の生活指導に関する判断が必要であれば、教育体制の中で客観的に扱えばよい。」「教育の日常を、児童福祉法の論理や尺度で教師を犯罪者扱いし、乱暴に扱ってはならない」と強調した。

全教組「申告を恐れて曇った目をした教師になってはいけない」・・・ 法・制度の改善を追及

全教組世宗支部のイ・サンミ支部長は、児童虐待の通報を受けた教師たちが、実際の疑いが認められなくても、長期間の捜査と裁判を経て、大きな被害を受ける現実を指摘した。

「児童虐待で通報された教師の97%が無罪だが、短くて数ヶ月、長ければ数年間の手続き的な刑罰に苦しむことになる。」「身体的・精神的・経済的な被害はもちろん、社会的な評判の毀損まで受ける」と主張した。

更に「教師が、無分別な通報や保護者からの苦情を懸念して生徒指導を放棄する『曇った目の教師』にならず、信念を持って教育活動を行えるように、児童福祉法を改正すべきだ」と話した。

全教組は今回の判決を契機に、国会と政府に三つの制度改善を要求した。

第一に、教員の教育活動過程で生じる情緒的な虐待や遺棄・放置については、児童福祉法の適用を除外し、初等中等教育法や幼児教育法などの教育関係法で規律することを要求した。

第二に、学生本人や他の学生の安全を確保するために、やむを得ず行われる身体的な制止を体罰などと明確に区別できるよう、具体的な基準を法制化することを要求した。

第三に、教育活動中に発生した申告については、幼児教育法や初等・中等教育法など教育関連の法体系の中で、教育長の客観的判断と回復的手続きが優先的に機能するよう制度を改善すべきだと要求した。

全教組は「教師の道徳的な欠陥や身体的な暴力行為を見過ごすよう求めているわけではない。」「申告が怖くて生徒を指導できず、多数の生徒の学習権と安全権を無視せざるを得ない現場の悲劇を止めなければならない」と強調した。

続けて「個々の教師の献身と犠牲、そして長い時間を経て出される司法の無罪判決に頼っては、教育を復活させることはできない。」「教師の正当な生活指導と教育活動が法的に保障され、教師がこれ以上『曇った目の教師』にならないように、児童福祉法の改正と公教育の正常化のための立法闘争に全力を尽くす」とした。

2026年8月19日 民衆の声 クォン・ジョンス記者

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