5年間で「職場内いじめ」など、自殺労災が473人に達した 2022年7月16日 韓国の労災・安全衛生
この5年間で労働災害と認定された自殺が473件に達することが分かった。
一年に100人近い労働者が職場内いじめなどの理由で自ら命を絶ったことになる。
基本所得党のヨン・ヘイン議員が勤労福祉公団、人事革新処、国防部、私立学校教職員年金公団から提出された2017~2021年の自殺労災現況資料を分析した結果、5年間に473人が労災と認定されたと明らかにした。
昨年だけで114人が自殺労災と認められた。これは2020年(87人)より31%増えた数値だ。
ヨン議員は、2020年の警察庁の「職場または業務上の問題」を原因とした自殺者数と、労災自殺と認められた自殺者数が一致しないとし、「隠蔽された自殺労災はもっと多いだろう」と指摘した。
警察庁が発表した2020年の全体自殺者数は1万2776人で、この内492人の死亡原因が「職場または業務上の問題」に分類された。一方、2020年に労災と認定された自殺者数は87人で一致していない。
議員室は、警察が職場または業務上の問題と見ているのに、実際に労災申請をしなかったり、申請したが認められなかった比率が82.3%程度になると推定した。
ヨン議員は「職場内いじめは人を死に追いやる犯罪」とし、「職場内いじめ禁止法は、より劣悪な労働環境にある5人未満の事業場と特殊雇用の労働者にも適用されなければならない」と話した。
2022年7月16日 京郷新聞 リュ・イナ記者
https://www.khan.co.kr/national/national-general/article/202207161224001