中皮腫啓発月間はじまる-Mesothelioma awareness month 2021~明日への希望をつなぐ~2021

オンラインセミナースタート 2021年7月3日

7月1日から日本では初めての取り組みとなる「中皮腫啓発月間」がはじまった。

国立がん研究センター希少がんセンターNPO法人中皮腫サポートキャラバン隊中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会のコラボする啓発活動だ。

「1人でも多くの患者・家族の「明日への希望」とつなげてもらいたい」としている。

国立がん研究センター希少がんセンターの公式ファイスブックからは同センター関係者の応援メッセージが発信されている。

新型コロナウイルス感染拡大状況をふまえて、オンラインで、毎週土曜日の午後、さまざまなプログラムが予定されている。

セミナーへの参加、7月24日①「中皮腫医療の最前線Q&A」の申し込みは、次から

または、次のQRコードから

オンラインセミナーの予定は次のとおり。

7月3日(土)15時〜16時30分

①日本での中皮腫啓発月間〜英国のアクション・メゾテリオーマ・デーの取り組みを参考に
 (中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会副会長/NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊事務局長 松島恵一)

②中皮腫患者と家族がおかれている現状〜中皮腫サポートキャラバン隊の役割と目指すもの
 (NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊理事長 右田孝雄)

③希少がんセンターと中皮腫〜希少がんホットラインからみえる中皮腫患者さんの現状
 (国立がん研究センター 希少がんセンター 加藤陽子先生)

7月10日(土)13時〜14時

①中皮腫・アスベスト健康被害と法的補償
 (大阪アスベスト弁護団 村松昭夫先生)

7月17日(土)13時〜15時

①胸膜中皮腫患者からのメッセージ
 (NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊運営委員 山中伸治)

②腹膜中皮腫患者からのメッセージ
 (NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊運営委員 中島喜章)

③中皮腫患者の遺族からのメッセージ
 (中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会副会長 山田哲也)

④中皮腫患者の遺族からのメッセージ
 (NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊サポーター 有賀忍)

7月24日(土)13時〜15時

①中皮腫医療の最前線Q&A〜国立がん研究センターの専門医が答えます!
 (国立がん研究センター 後藤悌先生)
   →中皮腫の治療・療養に関わる質問を、申し込みフォームから随時募集中。
    ただし、内容によっては回答できないものもございますので、ご了承ください。

②中皮腫患者が抱える課題、それに対する支援について
 ~公的制度、介護、緩和ケア、医師との関係性など~
 (兵庫医科大学病院医療社会福祉部 福神大樹先生)

③中皮腫と社会保障〜患者の経験から〜
 (NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊副理事長 舘山亮)

7月31日(土)15時〜16時30分

①皆さんに知ってほしい“療養生活に役立つ制度・情報”
(国立がん研究センター東病院・サポーティブケアセンター 坂本はと恵先生)

②中皮腫治療研究の未来
 (兵庫医科大学病院 呼吸器内科診療部長 木島貴志先生)

③中皮腫治療における免疫チェックポイント阻害薬の可能性
 (岡山労災病院呼吸器内科・腫瘍内科 藤本伸一先生)

④座談会:中皮腫治療のこれから〜医療者や患者・家族にできること〜
 (国立がん研究センター 後藤悌先生、兵庫医科大学病院 呼吸器内科診療部長 木島貴志先生、岡山労災病院呼吸器内科・腫瘍内科 藤本伸一先生ほか)

今回の取り組みには、イギリスで毎年7月に行われている「メゾテリオーマ・デー」に、2017年に中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会から20名の派遣団を送った経験が生かされた。