麗水産業団地で爆発事故、労働者三人が亡くなる 2021年12月10日 韓国の労災・安全衛生

消防庁

全南の麗水(ヨス)国家産業団地内の化学物質製造業者で発生した爆発事故で、労働者三人が亡くなった。

消防当局の説明を総合すれば、この日午後1時40分頃、化学物質製造業者の危険物保存施設で爆発音と共に火柱が上がった。爆発が発生した業者は、原油を精製して化学物質を製造する二日産業だ。

消防当局は管轄消防署と周辺の消防署、特殊救助隊を出動させて消火作業を行った。作業には消防車と救急車など50台の装備、485人の人員が投入された。出動から3時間余りで大きな火は消えて、初期消火がされた状態だ。

この事故で、二日産業の下請け業者に所属する三人の労働者が死亡した。60才を遥かに超えた高齢の労働者だ。

二日産業の保存施設には液体化学物質があり、消防当局は配管を交換する過程で事故が発生したと推定している。二日産業では2004年4月にも液体油化原料の貯蔵タンクが爆発して、労働者二人が大火傷を負う事故が発生している。雇用労働部はその年の重大産災事故発生事業場に二日産業を含ませていた。

麗水市はパク・ヒョンシク副市長を本部長にした火災事故収拾統合支援本部を設置し、火災の経緯を把握中だ。警察は消火を終え次第、具体的な事故の経緯と追加の人命被害を捜査する予定だ。

2021年12月14日 毎日労働ニュース カン・イェスル記者

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